鍵師が解説する不正複製を防ぐキーシステムの選択

鍵師が解説する不正複製を防ぐキーシステムの選択

鍵師(ロックスミス)の観点から、合鍵の不正複製を防ぐための高セキュリティキーシステムの選び方を解説します。合鍵の不正複製は防犯上の大きなリスクです。元鍵をほんの数分借りただけで複製できる通常の合鍵システムは、旧来のウェーブキーやピンタンブラーキーでは容易に複製可能です。不正複製防止のためのキーシステムには複数の種類があります。まず「メーカー登録制キー」です。特定のメーカーが管理し、カード(キーカード)や本人確認がなければ複製できないシステムです。代表的なものにMIWAのNPSシリーズやKABAのKaba Expertなどがあります。「ディンプルキー」も不正複製防止に効果的です。複雑な形状のため一般の合鍵店では複製できません。さらに「リバーシブルキー(両面ディンプルキー)」「ロータリーディスクシリンダー」など特殊構造の製品は複製がさらに困難です。これらの製品は通常の鍵より費用が高くなりますが(シリンダー代15,000〜30,000円程度)、不正複製リスクを大幅に低減できます。マスターキーシステムが必要なマンションや店舗では、管理会社と連携したキーシステムの設計が重要です。